留萌本線廃止提案に合意

 新聞・テレビのニュース報道でもありましたが、4年後の2026年3月までの廃止が提案されていたJR留萌線について、沿線4自治体は、提案を受け入れ30日午後の協議会において廃止が決まりました。

 深川と留萌を結ぶJR留萌線は、JR北海道が2026年3月までの全線廃止を提案していましたが、このうち留萌と石狩沼田の間は来年3月に、石狩沼田と深川の間は2026年3月に、2段階での廃止が検討されてきました。

 沿線の4つ自治体のうち、沼田町は学生の利用が多く、反対の立場でしたが、29日に、横山茂町長が町議会議員を集めた会議で廃止を受け入れる方針を示していました。

 このことにより沿線の4つの自治体すべてが廃止已む無しとの判断で決まりました。

 一方、代替措置となる、バス転換などの代替交通の手段を、どう実現するかが今後ていねいな議論が必要となります。

 

 北一已駅周辺の地元町内会住民も、鉄路の存続が困難なことについては理解するものの、代替交通となるバス路線は地元住民の声を十分に聴いて、利用しやすい形で確保する事を求める考えや、線路跡地は営農に支障のない形での確実な整理を求めており、今後協議会での実効ある協議を期待するものです。

 

 1910年11月23日に開通して以来110年を超える期間、雨の日も雪の日も走り続けてきた(最近はよく運休となっていますが)留萌線には私も愛着があり、極めて残念ですが、このまま赤字を生み続けることを求めるわけにも行きません。

 今後はこの留萌線廃止を前向きにとらえて、北空知全体の公共交通網の充実にしっかりと取り組んで行くことを求めたいと考えます。