21日、深川市交流センター「み・らい」で、第37回拓大ミュージカルが上演されました。
今回は再再演となる「時の旅人~ぼくが待ち続けた時間~」(原作・脚本・音楽:土門裕之氏)で、昨年3月で退任された土門副学長がいない上に、ちょうど昨年の公演直後に新型コロナウイルスが北海道でも拡がり、あらゆる行動が制限される中での公演実施となったものです。
例年は土日の2日間2公演ずつの4公演で、700席近い座席を常に満席にするミュージカルですが、今年は日曜日の1公演のみ、それも座席の半分以下のおよそ300席という厳しい制限がかけられていましたが、108人のスタッフ・キャストが、何度も何度も話し合いを重ね、時には意見が食い違うこともあるなか、最後まで仲間を信じあうことで、素晴らしい感動のステージを作り上げていただきました。
毎年の積み重ねで今年37回目を迎えた拓大ミュージカルですが、思えば20年ほど前に市立病院の建替えにより、旧市民会館を撤去する際に、常に一番の観客を収容して実施されるのが拓大ミュージカルであり、この深川市の代表的な芸術文化を継続できる規模の施設としてほしい、という強い要望があったのを思い出します。
舞台を作り上げる拓大生の皆さんが、このホールをどう感じているかを聴いた事はありませんが、大きな苦情の声が聞こえてこないということは、大きな支障は無いものと理解したいと思います。
極めて困難なこの時期に、目的を一つに多くの学生が集まり、多くの方たちのあたたかい支援に恵まれ、素晴らしいミュージカルを創り上げてくれた皆さんに心からエールを贈ります。
そして、感動をありがとう!