深川市は今日が仕事初めです。
気象庁の予報では大雪の警報が出ていた年末年始も、比較的穏やかな天候に恵まれ、とは言ってもほとんど毎日除雪作業は必要でしたが、新年を迎えることが出来ました。
東京をはじめとする一都3県は緊急事態宣言の発出を官邸に要請するほど、年末年始の感染者が拡大し続けていましたが、11月から前倒しでGOTOトラベルを停止させ、地道に感染対策を取り組んできた北海道では、旭川市の大規模クラスターも目処が立っているようですし、空知管内全体での発症者も極めて少なく推移しているようです。
ただ、年末年始の人の動きが今後2週間程度の中でどのように影響が出てくるのか注意が必要です。
今年は、東日本大震災から10年を迎えます。
死者約19,000人という尊い命を奪い、未だに行方が分からないおよそ2,500人もの方たちのご家族関係者のご心痛はいかばかりかと存じます。
さらにはおよそ5万人の方々が未だに避難生活を送っていることも、私たちは忘れてはなりません。
この震災以降も、国内で多くの震災、降雨災害が続いていますが、国の対応は後手後手に回り教訓が生かされていないものと感じます。
自治体においては、災害時の避難者の対応が徐々に完全されていますが、今回のコロナ対策でようやく避難所でのプライバシー対応等が考慮されることに代表されるように、制度はあっても予算が伴わなかった政府の姿勢が問われます。
一昨年の12月、凶弾に倒れられた、中村哲さんが亡くなってから1年が過ぎました。
中村さんは、専門外の仕事を地元の人達と協力して25Km以上の水路を掘り、62万人の食生活を支える農地をよみがえらせ、砂漠を緑地に変えました。
そうした大事業を成し遂げる事に対する現地アフガニスタンの人達から大きな感謝が寄せられましたが、中村さんはアフガニスタンでの活動について、「日本の憲法9条がバックボーンとして私達の活動を支えてくれました」、アフガニスタンにいれば「軍事力がわが身を守る」という事が迷信だと解ります、敵を作らずに平和な信頼関係を築く事が一番の安全保障であると感じると話し、日本国憲法9条の大切さを語られています。
振り返って今の政権を握り続ける、安倍、菅政権が自分の事だけを優先し、虚偽の答弁を重ね、責任は取らないことになぜこうも国民の多くは沈黙しているのか?
今年こそは、この政権の信を問うたたかいを勝ち抜き、中村さんが求め続けた平和な信頼関係を築く政治に変えていかなければなりません。