深川市いのち支える自殺対策行動計画

 7日、社会民生常任委員会を開催し、「深川市いのち支える自殺対策行動計画」について所管事務調査を実施しました。

 

 この計画は現在市でパブリックコメントを実施しているもので、委員会としてもその内容について調査したものです。

 この計画の目的については、

 

以下引用・・・

 

1.自殺対策計画策定の背景と目的
  本市では、これまでも「第二次健康ふかがわ 21」に基づき、地域住民一人ひとりが健やかなこころを育み、豊かな暮らしをおくることができる活力あるまちを目指し、健康づくりを推進してきました。

 この度、平成 28 年に改正された自殺対策基本法において、全ての市町村に「地域自殺対策計画」の策定が義務付けられたことから、本市のこれまでの取り組みを発展させた全庁的な取り組みとして自殺対策を推進するため、「深川市い のち支える自殺対策行動計画」を策定しました。

 自殺は、その多くが追い込まれた末の死であり、自殺の背景には、過労や生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因があることが知られています(自殺の危機要因イメージ図:図 1 参照)。

 自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」です。そのため、自殺対策は、保健、医療、福祉、教育、労働、その他の関連施策との有機的な連携が図られ、生きることの包括的な支援として実施されなければなりません(自殺対策基本法第 2 条)。

 

引用終り・・・

 

 この目的を果たすため、市では、保健・医療・福祉や教育、労働・産業等に関する各部署と連携し、庁内の多様な既存事業を「生きる支援関連施策(全 115 事業)」と位置付け、より包括的・全庁的な自殺対策を推進し、庁内関連部署からなる「深川市自殺対策推進連絡会議」を設置し、それぞれの役割を明確化したうえで、総合的、横断的な自殺対策に向けた検討・協議を進めるとしています。

 

 日本国内の自殺者数は一時、年間3万人を超える深刻な事態から、2万人に減少したとはいえ、まだまだ深刻な問題となっており、深川市内でも 過去9年間で49人もの方が自殺により命を落としているという事です。

 このような悼ましい事が起きないよう、周りのみんなが気付きとたすけあいの社会になるよう、あらゆる手立てを講じていくことが必要で、常日頃からあたたかい対応が当たり前になるような市役所であって欲しいと思います。