鳥羽マルシェ

 行政視察最終日の今日は鳥羽市役所にお邪魔し、鳥羽市農水産物直売所「鳥羽マルシェ」について調査させていただきました。

 人口が2万人と、人口減少が続くまちではありますが、年間400万人の観光客が訪れ、その半分の200万人が宿泊するという古くから温泉宿とされているそうです。

 

 『鳥羽マルシェ』は、第1次産業の振興と農漁村地域の活性化を、地元農水産物の販売を通じて地産地消を推進するとともに、ビュッフェレストランの運営により6次産業化による高付加価値化を推進する目的で、『まぁ、食べてみないさ』をコンセプトに、昨年オープンしています。

 建設には建物が257百万円、厨房機器等が5千万円を市が整備し、管理運営は「鳥羽マルシェ有限責任事業組合」(鳥羽志摩農業協同組合と鳥羽磯部漁業協同組合が出資した組合組織)に指定管理者制度を導入しています。

 2014年10月にオープン以来、多くの観光客、地元の方が入り込み、年間25万人、1.6億円の売り上げがあるが、目標には今一歩のところであり、今後の品数や品質の多様化で拡大していくことを期待している。

 

 地元の方も、美味しい海の幸や四季折々の旬が味わえる農産物を目当てに来ているとのことで、地産地消の目的はかなり達成されていると感じます。

 

 まちの中心部にあるこの施設が人の動きも活性化しているとのことで、深川市でも鳥羽マルシェや富良野マルシェ同様、まちのど真ん中にこうした施設を設置することが、ひと・ものの流れを産み出すことができると考えます。

 

 3日間の視察でしたが、心配された天候も穏やかに過ぎ、充実の視察となりました。