空知男女平等参画推進協議会活動交流会

 10月31日、芦別市で『空知男女平等参画推進協議会活動交流会』が開かれ、空知管内各地から約100名が参加し、深川市からも8名が参加しました。

 管内の男女平等参画推進協議会がある市で周り順に開催されている活動交流会で、主に開催市が講師を招いての講演会形式で行われており、今回は芦別市の地元出身で現在富良野市でパン屋さんを経営されている出合祐太(であいゆうた)氏から、『ブルキナファソ野球から学ぶ夢の育み方』と題して、2008年から2年間海外青年協力隊の初代野球隊員として活動してきた体験談を聴かせていただきました。


主な講演の内容は


・ブルキナファソは西アフリカサハラ砂漠の南に位置する内陸国で、人口1750万人、1960年にフランスから独立

・世界最貧国の一つで、識字率21.8%は世界最下位だが、国名の意味は『高潔な人々の国』で、争いのない国

・食べ物はマルシェ(市場)に行けば何でもあり、特に野菜は何でもある

・日本人は何らかの義務を持って生きているが、ブルキナファソの人は自分のペースで生きている

・はじめは野球をやろうと言っても、「野球をやると腹が減る。金でもくれるのか?」と言って、全く興味を示してもらえ無かった

・半年を超えた頃にカファンド・アミール君(10歳)が次の日も毎日来て、1週間後友達を連れてきて11人で始まった

・アミール君は18歳、19歳と日本でプロテストを受けていて、他にも15歳で独立リーグなどの練習生になっている少年もいる

・日本ハムも最初は相手にもしてもらえなかったが、今はブルキナファソのグッズ販売もされていて、将来の夢のための資金となっている

・今は400人程の競技人口となっている

・夢はかなえられるか?追求するにはリスクがあるが、彼らには夢がある

・今の日本の子どもには夢が無いように思える

・来年は西アフリカチーム選抜チームを招き、日本のチームと対戦する予定


 など、夢のある講演を聴かせていただきました。


 閉会には、次年度会長担当市の深川市の会長で空知協議会副会長の高場ひと美氏がお礼と次年度に向けたあいさつで終了しました。