10月もわずか

 10月もあと2日となり、今年も残り2ヶ月です。

 夏が続いていると思ったら、秋をすっ飛ばして冬になってしまったという思いは、街角で皆さんとお話ししていても同感と言われます。

 やはり北海道は四季とは言っても、一年の半分は冬の中にあると実感します。


 先週、社会民生常任委員会の道外視察で愛知県春日井市、新城市、静岡県藤枝市を訪問させていただきましたが、日中の気温が25℃以上、朝晩でも15℃くらいと、こちらの夏の時期の気候でした。

 移動の車窓から見える畑には、山間地では茶畑、平地では玉ねぎやキャベツの作付け、静岡県の海岸部では石垣いちごの作付けがこれから始まる、ということなど、北海道では雪の下になる前に収穫を済ませるのに大わらわという景色とは、隔世の感があります。

 東海地方では畑作に関しては年中何がしかの作物が作られていることに、この違いが競争力の根幹のものかと思います。


 しかし、本州の方からは、北海道の食べ物は美味しい!と、言ってもらえます。

 同じものでも、やはり北海道のものが美味しいという原因は、土・水と冷涼な気候にあるのではないかと考えます。

 自信を持って食卓にお届けする・・

 そんな思いが大切です・・・が、今の政府の進めようとしている食の政策は、そんな思いを打ち砕くようなものとしか思えません。