安倍内閣は17日、自衛隊の海外派遣を恒久化する「国際平和支援法案」と、集団的自衛権の行使を可能とする武力攻撃事態法改正案など10本の法案を一括した「平和安全法制整備法案」を、参議院平和安全法制特別委員会で強行採決しました。
この11法案の最大の問題は、集団的自衛権の行使を可能とすることであり、戦後70年もの間、憲法9条にもとづき「集団的自衛権は行使できない」としてきた歴代内閣の憲法解釈を、時の内閣の一存で勝手に変更することは断じて認められません。
まさに、立憲主義の破壊であり、独裁政治の始まりです。
また、多くの憲法学者や元最高裁判事・元内閣法制局長官などが、「集団的自衛権行使を可能とする今回の法案は『憲法違反』である」と見解を示しています。国会審議においても答弁が二転三転するなど、法案の内容も曖昧かつ不整備なことが明らかとなり、米国との約束を果たすための結論ありきです。
さらに、世論調査では、反対や慎重審議を求める国民が約6割、政府は説明不足だとする国民は約8割となっており、各自治体議会からも反対や慎重審議を求める意見書が提出されているにもかかわらず、強行採決したことは民主主義を否定するものです。
この暴挙をけっして忘れてはいけない。
安倍政権の戦争に参加するための「安保法制11法案の強行採決」に抗議するとともに、今後も引き続き、廃止の声を上げ続け、同法の廃止に向けて粘り強く取り組む考えです。
まずは、今夕4時半過ぎから市内2カ所で街頭アピールを行います。
16時40分~ 4条19番
17時10分~ 2条5番
(写真は14日に行ったものです)
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