阪神淡路大震災から20年

 今日は阪神淡路大震災から丸20年、6,434人の尊い命を奪い、20万人が避難し、神戸市はじめ都市施設を壊滅的に崩壊させた直下型地震に、私も20年前の朝起きてすぐのテレビの映像を見ていて信じられない思いをしたことを今でも忘れません。

 あらためて、犠牲となった方々にご冥福をお祈りすると共に、被災に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 

 建築・土木の耐震設計基準を変え、それまでの常識が吹き飛んだ思いは、その業務に携わる者として大きなショックも受けました。

 この震災後も、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震、さらに、2011年3月11日に東日本大震災と、人命を奪う地震が次々と起きていますし、昨年秋の御嶽山噴火など、火山活動も活発になっているように感じます。


 太平洋プレートなどプレートテクトニクス理論上では、極めて複雑で地殻活動の活発な日本においては当然の現象なのかもしれませんが、その事象がリアルタイムで映像となって目に入ると、地球のもたらす力に人間の力の如何に儚いものかを思い知らされます。


 そんなことが続いていても、今なお、原発は安全だと主張する安倍総理はじめ再稼働を急がせようとする方達に、この震災の経験を踏まえることがないのか?と思います。


 震災後20年、いまだ復興は終わっていない、この事をしっかりと受け止めることが私たちに必要なことと考えます。