30日午後には、田老から80kmほど南下して、大船渡市民文化会館『リアスホール』を視察しました。
リアスホールは、大船渡市が平成13年に旧三陸町と合併した際の合併プロジェクトとして、H16年から計画され、H20年11月15日にオープンした施設で、震災時には地域住民の避難所として活用されたそうです。
総額51億4千万円の事業費で、財源は、まちづくり交付金が11億円、合併特例債が34億円、基金4億円、一般財源が2億4千万円とのことです。
掘削土を埋立てに活用しながら山を削った2万㎡近くの敷地に、9,290㎡の、1,100席を有する大ホール、16万冊を蔵書する図書館などが併設された複合施設です。
市民文化会館は職員数8名で市直営、市立図書館も同様で、館長、課長補佐が兼務で、それ以外は8名体制で運営されています。
図書館ではブックモービル(移動図書館車)運転手の嘱託職員と臨時職員6名で、市内50カ所以上のステーションを1カ月に1回回っており、震災時には多くの利用者が待ちわびるほどだったようです。
施設は、大きな地震に遭ったにも関わらず、置き天井板が落下した程度で、構造体は何の問題も無く、建設時から6年経っていますが、まだまだ新築同様で今後とも、震災から市民の心を癒す施設であり続けていただきたいものです。
コメントをお書きください