28日に盛岡市入りをして、今日は岩手県滝沢市に民主クラブで行政視察を行いました。
調査項目は、『自治会と地域まちづくり推進委員会』についてで、滝沢市の自治組織とその活動についてお伺いしました。
滝沢市は盛岡市に隣接し人口5万5千人の人口増加都市で、一般会計が約170億円と、人口は2倍以上ですが、年間予算規模は深川市とほぼ同じ状況です。
・昭和45年の岩手国体を契機に自治会が発足し、現在30自治会が111世帯~1999世帯の範囲で活動し、全体で自治会連合会を構成している。
・自治会活動PRチラシ作成したものを転入者に配付し、自治会への活動参加を紹介
・住宅用火災警報器を共同購入し、設置率の向上と防火意識の高揚をはかる
・交通安全誓約書を住民に署名してもらい警察署に提出(H26:19,603名)
・東日本大震災にかかる義援金の募集(1千万円を超える募金を岩手県に寄付)
・市制移行に向けた住民自治について学習し、先進地視察や自主研修会に参加
・自治基本条例の制定及び次期総合計画策定に向け地域懇談会開催の外、地域別計画の策定へ
・『地域まちづくり推進委員会』をH14から、市内10地区に立ち上げ、地域デザイン推進事業を展開
・『大沢まるごと体験ツアー』など地域が企画立案し、PRするイベントを開催し、多くの参加者と地域の良さを実感
など、自治組織の日頃からの活動と、職員の継続的な働きかけで、それぞれの地域がそれぞれの特徴を持った活動を進めています。
滝沢市は平成26年1月1日に旧滝沢村から市制施行し、
『人口日本一の村』から『住民自治日本一の市』を目指して
と、ある通り、まちづくりの柱に住民自治を掲げています。
それもこれから計画を作るというものではなく、この間長い間培ってきた活動をそのまま掲げているもので、『住民自治日本一の市』は実現されるものと思います。
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