市議会臨時会

 26日、深川市議会第1回臨時会が開かれました。

 

 今臨時会では、市長提出事件の議案7件、報告1件で、主なものは、

 

・公共下水道処理施設の深川浄化センターの長寿命化計画に基づく施設の更新で、管理棟の耐震補強等工事を一括して委託するもので、その委託業務契約4億3,200万円の協定を締結するには、議会の議決が必要なため提案され、全会一致で可決されました。

 

・旧深川市立納内中学校の譲渡について

 跡地、施設を、学校法人創志学園クラーク記念国際高等学校からの活用の申し出のとおり、硬式野球部専用のグラウンド及び部員の寄宿舎として活用するため、無償譲渡することについて議会の議決が必要なため提案されました。

 質疑で私から、手続きの経過や法的根拠、類似の事例について質しましたが、

・校舎・体育館は昭和54年から56年の建設で、平成21年度に大規模改造工事でトイレの改修と耐震補強工事を国の補助金を活用しており、その施設の転用や譲渡には文部科学大臣の承認が必要となりるもの

・転用には補助金の返還が必要となるが、平成20年度から取扱が改正され廃校施設の有効活用を促進することとなり、無償譲渡・貸与する場合は相手方を問わず、大臣に報告または承認申請することで補助金の返還が免除になるもの

・3月6日付けで財産処分申請書を提出し、5月1日付けで大臣承認をいただき、同8日付けで北海道教育庁から通知を受けたもの

・類似事例は新十津川町の小学校を社会福祉法人に施設を無償譲渡し、土地は30年間無料貸付をしている例などがある

 

などを確認し、全会一致で可決されました。

 

・補正予算では、社会福祉法人愛育会が実施する北光保育園建て替えに対し、市から支援するもので、これも私の質疑の答弁で、

・37年経過し老朽化した施設を改め、北海道安心こども基金に係る施設整備について北海道に協議書を提出していたものに内示を受けたもの

・工事着工は今年9月で完成は来年8月で、開園は来年9月1日を予定

・全体事業費は2億1,300万円、道の補助金が約8千万円、市の補助金が約7千8百万円、残りが法人負担で、市の補助金財源は国からの『がんばる地域交付金』2千8百万円と残額に過疎債を予定

・施設規模は、鉄骨造平谷建、延面積577㎡、入所定員は70人で、現施設より10人の定員増を見込んでいる

 

などの説明があり、全会一致で可決されました。

 

 他に、消防組合で救急車の購入を行うための深川市負担分約2千万円の補正予算もあるなど、これまで望まれていた事業が一歩ずつ進んでいます。

 

 一方、国保税の値上げする、市税条例の一部を改正する議案については、総務文教常任委員会に付託、継続審査とし、本会議終了後に提案説明を受け、審議を30日に行うことで委員会を閉じました。