今年もあと明日1日を残すだけとなりましたが、今日2件のお通夜でお参りさせていただきました。
亡くなられた方はそれぞれ78歳の男性と99歳の女性でしたが、心よりご冥福をお祈りします。
お通夜には僧侶からの法話がありますが、99歳の女性の御勤めをされた真言宗のご住職のお話から・・・
・人間は放っておくと争いが始まってしまう
・昔も今も変わらず、仏教が出来た2500年前も同じで争いが絶えなかった
・インドでお釈迦様は、争いが無ければ幸せに暮らしていける、無駄な出費もいらなくなる
・それで、仏教の教えでは仲間内での争いを禁止した
・日本の憲法一番初めとされているのは『憲法17条』で、仏教を習った聖徳太子は仏教の精神を憲法に取り入れ、第1条で『和をもって尊しとする』と、争い事を禁じた
・僧の呼び方はいろいろとあり、お坊さん、お寺さん、住職、僧、僧侶とあるが、インドから中国に仏教が伝わった時に『ソーレ』が僧侶と当てられたよう
・僧侶はもともと、僧自身だけでなく、集まった仲間全員のことを指している
・仏教で大切な行為は、周りに施しをする、お布施で、施しをする人を『ダーナ』といいこれを漢字にあてたのが『旦那』で、本来は男も女も旦那と呼ぶ
・施しと言うの見返りを求めないもので、東日本大震災では多くの方が施しを行った
・このように日本には仏教の教えや仏教用語が生活に根ざしていることを知っておいてください。
仏様の教えが平和で争いのないこと、2500年前から人類は変わっていないのか、少なくとも20世紀の反省が21世紀に生かされているとは思えません。
ましてや、今の日本の政治を見ていると、戦争を出来る国に仕向けていると言えます。
年明けにはこの動きがもっと具体的になってくるとすれば、大変な年となります。
亡くなられた方々のご冥福を祈り、今を生きる方たちの平和と希望を祈りつつ新年を迎えたいと思います。
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