3日、芦別市において『まちづくり講演会』が前衆議院議員の逢坂誠二氏を講師に開催されました。
芦別市職員労働組合自治研推進委員会の主催で、芦別市だけでなく、管内から200人を超える多くの方が講演を聴きました。
講演では、
・今の世の中全体があまりにも、経済が良くなれば幸せになれるという雰囲気が漂っている
・確かに経済が好調なのは重要な要素ではあるが、経済活動が良くなることが、国民の幸せにつながるとは限らない
・JR東日本が9兆円の利益を上げても、JR北海道に回してくれるわけでもないし、その義務もない、そのことが経済を物語っている
・本来、政治と経済は対立する関係であるが、安倍政権は経済のみを追求している
・情報が少ない、流れても画一的な情報、本当のことは伝えられていない
・現在中教審では教育委員会制度について議論されているがその情報はほとんど出てこない
町長時代・・・
・35歳でニセコ町長になるときに訴えたのは3点
1、政策決定のプロセスで徹底して町民の意見を聴く
2、情報公開の仕組みを確立する
3、職員の資質を高める
・日本の自治体職員の研修の機会は著しく低い
・マーケットと税は全く違うもの、税とは不平等なもの、だからこそ政治が扱わなければならない
・町長になって間もなくの頃、5件ほどしかない集落に水道を引く事業を職員に反対されながらも行った時に、水道が接続されて、旦那さんたちがお礼に来てくれて、涙を流してお礼を言ってくれる。理由を聴くと、奥さんが水道を引いた後に洗濯をして、旦那さんに白いシャツを白いままで着せられると涙を流して喜んでいたというもの。自治体職員の権限とはこういうものではないのか?だからこそ素晴らしい仕事だと心から思っている。
・自治体職員に必要なものは、座学、交流、実践、これをできるだけ若い時期に経験させることが重要
およそ2時間にわたる講演には、とてもこの中では表しきれませんが、いつもの通り期待を裏切らない時間をいただきました。
講演会の前後には雑談をする機会もいただき、近況などもお聞きし、講演のお願いも約束していただけました。
逢坂誠二氏の一日も早い国政復帰を願うものです。
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