『建築士と仲間のつどい』

 21日、深川市プラザホテル板倉において北海道建築士会北空知支部主催の『建築士と仲間のつどい』が開かれ、市内、管内からおよそ250名の会員、住民が集い、残暑厳しい中、美味しいビールで喉を潤しました。

 

 毎年恒例で深川神社祭りの期間内に行われるこのパーティーには、協賛各社からのご協力により抽選会の景品が豊富な品揃えで知られており、今回もタラバガニ、毛ガニ、ホタテ、メロンなど、番号の発表毎に大きなどよめきが出ていました。

 

 私も一会員として参加をさせていただいていますが、今回も懐かしい顔を合わせる機会にもなり非常に楽しませていただきました。

 

 また、建築業界だけでなく、建設関係の方もいましたので近頃の状況を伺ったところ、アベノミクスの効果は感じられなく、むしろ、大型補正の発注があっても受注できる体制がなくなっていることが実情で、建設機械の減少、オペレーターの高齢化と後継者不在、土工技術者(スコップを使って土を動かす作業者)の著しい減少という壁にぶつかっていて、とにかく、若者が全くこの業界に寄り付かなくなっている事は危機的な状況だということです。

 

 今日の北海道新聞朝刊の北空知欄で、北空知信金の調査でも「アベノミクス効果感じられず」という見出しがありましたが、全くその通りだと感じます。

 

 この地域の景気対策には何が効果的なのか?

 批判ばかりではいけないと思いつつも、アベノミクスのような輸出産業偏重の政策では、この地域にその恩恵が回ってくる事はまず無いと考えるべきで、やはり、農業を中心にこの地域にある資源を最大限に活用し、情報を発信していくことが重要と考えます。

 

 地域の産業を支える地域の人材がますます高齢化すると共に、後継者不足が深刻になっていることを考えると少し憂鬱になってしまいますが、人材の育成確保=雇用の拡大につながる対策を安定的に築いていく地道な努力が必要です。