給食センター視察

 7日、北空知圏学校給食組合で、組合議会議員と施設整備検討委員会の合同先進地視察があり、新十津川町と恵庭市に行ってきました。

 

 深川市と沼田町、秩父別町、妹背牛町、北竜町で構成される北空知圏学校給食組合は今年4月に結成され、現在、2015年4月給食開始に向け施設の基本設計が進められており、今月中を目処にプランニングの策定をするため、多くの意見を取り入れるため今回の視察を行ったものです。

 

 新十津川町学校給食センターは、平成13年に建設され1000食の調理能力を持つ施設で、事業費は5億9661万円、運営体制は町直営でセンター長、主事、栄養教諭、調理員8名、給食配送運転手5名体制で運営されています。

 施設は13年も経っているとは思えないほどきれいな状況で、日頃の衛生管理に気をつけられていることが伺えます。

 食育にも熱心に取り組まれており、年に一度調理員が学校に赴き、教室でおにぎりを握り給食を一緒に食べることで、調理員と児童・生徒の交流、お互いの意見交換、食の理解を深める取り組みをしていて、その内容はHPにも掲載されています。

 

 恵庭市中学校給食センターは、平成12年度に建設され、事業費は14億4591万円で、運営体制は市100%出資の一般財団恵庭市学校給食協会に業務委託されています。

 職員総数は105名で、市職員6名、道職員6名、協会95名で、調理、搬送、配膳まで行われています。

 

 恵庭市の特徴はなんと言ってもアレルギー対応で、調査用紙を配布し、給食アレルギー対応を希望されると個別の聞き取り、個人用ファイルの作成などを行い、市内児童生徒総数およそ6000人の内、394人の対応をしています。

 アレルギー児童、生徒には代替食を別室で調理し、本人に届くまで調理員、配膳員、教師が緊密に連携し誤りの無いチェック体制で子どもたちに給食が届けてられています。

 

 北空知給食組合では今のところ、アレルギー食対応は考えてはいないということですが、今後議論が進められることと思います。

 

 新たなセンターが子どもたちにとってより良いものとなるよう、今後意見を交わし設計業務を進めて行くことを期待します。