春らしくなっています

 今日は朝方少しガスがかかっていましたが、間もなく青空が広がり今日も晴天の一日になりそうです。

 このところ、気温の低さを感じつつも、青空が広がりお日様の当たるところでは汗ばむほどの暑さも感じる天気が続いていて、雪融けが遅れて生育に遅れが出ていた農作物にも良い環境になっているようです。

 

 6月に入り、アベノミクスともてはやされている経済政策による株高、円安にも陰りが見えているのか、株価は13000円台を割り込み、円は96円台まで円高になってきています。

 それ以上に懸念材料とされるのが、長期金利上昇や国債価格下落で、黒田日銀の異常なまでの金融緩和政策が早くも岐路に立たされているのかも知れません。

 

 安倍政権発足から100日を過ぎ、この間の株高、円安による、庶民への影響は、株の持っていないものには何のメリットも無く、円安による輸入品、灯油、ガソリンなどの燃油、穀物、飼料用穀物の高騰など、大きな打撃を被っています。

 さらに、物価を押し上げ給料を上げるとしていた安倍総理の発言も虚しく、今年の春闘結果はまたしても給与水準の下落という結果にも出ている通り、現政権の進める政策がいかに実態の無いものかが明らかになりつつあります。

 

 昨日出された政府の骨太の方針も、大胆な経済政策には程遠い印象ですし、福祉、年金、医療、地方に厳しい姿勢を明らかにしています。

 また、自民党が打ち出した幼児教育の無償化、幼稚園の5歳児の保育料を無償化するというものらしいですが、制度の公平性の観点からもとても理解できるものではありません。

 この幼稚園無償化は自民党が民主党の子ども手当てなどで大批判をしていた所得制限も無いとのことですが、元々幼稚園にも行かせられない状況にいる低所得者や保育園との整合性など問題だらけで、そんなことよりも、子ども手当てを充実することの方がずーっと子育てに関する安心感が広がるはずです。

 

 今朝の北海道新聞朝刊で、私学高校の退学が激減していて、高校授業料の実質無償化の影響との記事が掲載されていますが、民主党政権3年3ヶ月の政策効果が今になって現れているのではないでしょうか?

 バラマキと酷評を受けた政策も、今の安倍政権の東日本大震災の復興を阻害しかねない公共事業のバラマキや、大金持ちや大型投資家にしかご利益の無い貨幣のバラマキよりは、多くの国民、庶民にとっては地域や生活に密着した政策になっていたと考えます。