25日深川市プラザホテル板倉で『農業フォーラム2013』が開かれました。
深川市農民協議会が主催し毎年開催されているこの催し、今年は講師に地方独立法人 北海道立綜合研究機構 農業研究本部 上川農業試験場 生産環境グループ主査 五十嵐俊成氏が、『北海道における稲作の展望』~食味向上技術と今後の課題~を演題に講演されました。
・経済成長の転換期にあり上りの後は下りがあり、今は安全確実な下山が必要な時代
・農業とは地域の人が主体的に関わるまちづくり産業
・環境・食の安心・安全・地域活性化が農業の役割の中心
・地産地消や共同購入、さらに発展させるためには農商工連携を目指す必要があり、生産組織の改革、販売の多様化、コミュニティー農業、エネルギー問題など多角的な視点が必要
・プロダクトアウトからマーケットイン~お客様志向の視点
・コメの食味は低たんぱくのみでなく、タンパクとアミロースの低さの関係
・ゆめぴりかの品質保持が重要
・生産コストを下げるため、直播栽培が有効、全道で1000ha作付されているが、生産から販売方法までトータルに取り組むことが必要
・厳しいこの時代を乗り越え、次の世代に良質の農地を引き継ぐことが重要
などのお話があり、会場に集まった150人の参加者が熱心に聞かれていました。
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